売れ「続」けているビジネス書

売れ続けているビジネス書をピックアップしてみようと思った理由

長期的に成功したいなら、長期的に成功している人から学ぶべきだと思ったから

ゆっくり金持ちになりたい人はいない

No one wants to get rich slow.(ゆっくり金持ちになりたい人はいないからだよ)

ウォーレン・バフェット

Warren Buffett KU Visit.jpg
Mark Hirschey – Work of Mark Hirschey, CC 表示-継承 2.0, リンクによる

世界で最も有名な投資家ウォーレン・バフェット氏が「一体、なぜ世間の人々はあなたの手法を真似しないのでしょうか?」と尋ねられたとき、こう答えたそうです。ちなみに質問主はアマゾンのCEOジェフ・ベゾス氏

これは「世間の人々は早く金持ちになりたいからだ」と言っているのと同じです。多くの人は「早く金持ちになるため」、要は短期的な結果を得るために行動し失敗するというのです。

どうやら、「お金持ちになること」と「お金持ちであり続けること」には異なる何か、思考パタン、行動パターンが存在しそうです。これはビジネスの世界でも同様ではないでしょうか?短期的に成功するビジネスと長期的に成功するビジネスでは、やはり本質的な何かに違いがあるように思います。

長期的に成功したいなら、長期的に成功している人から学ぶべきです。

では、どうすれば長期的に成功している人から学ぶことが出来るのでしょうか?個人的な1つの答えが、「長期的に売れ続けている本から学ぶ」ということ。

ということで、長期的に売れ続けている本をご紹介したいと思います。

「長期的に売れ続けてる」の判定基準

  • 出版から10年以上経過
  • Amazon総合ランキング10,000位以内

「長期的に」といっても100年前とかを基準にしてしまうとヒットしにくくなるので、時間軸は出版から10年以上としたいと思います。「売れている」の基準はAmazon総合ランキング10,000位以内、もしくはカテゴリランキング100位以内としたいと思います。「10,000位で売れてるといっていいのか?」という声も聞こえそうですが、10年経過して10,000位って地味に凄ことなのですよ。

まあ、ツールで漏れなくリサーチしているわけではなく、個人的に本を探しているときに見つけたものを掲載しています。たまたま売れているときに見つけちゃっているものもあるかもしれませんし、売れ続けている本を完全網羅出来ているわけではないので、その点はご了承ください。

道をひらく / 松下幸之助

1968年5月1日に初版発行。2002年には累計400万部を突破。2013年12月16日にはPHP研究所の発表で217刷・累計500万部を突破というモンスター書籍。

思考の整理学

2008 年に東大(本郷書籍部)・京大生協の書籍販売ランキングで1 位を獲得して以来、13年の間に東大は7度の、京大は3連連続8度の売上1 位を獲得。「東大・京大で一番読まれた本」として知名度を高め、新たな読者を増やし続けています。

失敗の本質―日本軍の組織論的研究

大東亜戦争での諸作戦の失敗を、組織としての日本軍の失敗ととらえ直し、これを現代の組織一般にとっての教訓とした戦史の初めての社会科学的分析。戦争での失敗要因を色々と書いていますが、日本人のメンタリティなのか特性なのか、面白いほど戦後から現在における日本組織の失敗要因と当てはまります。成功法則について書かれている書籍が多い中、「失敗」にフォーカスしている点が興味深いです。個人的に成功例は「運」の要素が大きいと思っています。世にある成功例は再現性が低い。そう考えると「失敗例」は再現性が高そうです。

ビジョナリー・カンパニー

マッキンゼー出身のジム・コリンズ(Amazon著者名では「ジェームズ・C・コリンズ」の表記)と、GE出身のジェリー・I・ポラスによって書かれた共著。現在ビジョナリー・カンパニーは1〜4の4冊と、1の発売前に書かれていた日本語未翻訳とされている「ZERO」もある。多くの経営者に影響を与えているビジネス書です。

人を動かす

デール・カーネギー著。初版発行は1936年10月とのこと。全世界で1500万部以上売れている大ベストセラー。「人を動かす3原則」「人に好かれる6原則」「人を説得する12原則」「人を変える9原則」など30の原則を提唱しています。

賢明なる投資家

バフェットが師と仰ぎ、尊敬したベンジャミン・グレアムが残した「バリュー投資」の最高傑作!ただし、時代の変化と共にその投資方法も変化しているのも事実。ここで書かれている評価方法などは現在通用しないものも多いとバフェット自身が語っている記事を読んだことがあります。

金持ち父さん貧乏父さん

ロバート・キヨサキ著。全世界4000万部突破の超ロングセラー。働いても働いても一向に資産がたまらない様子を「ラットレース」と表現し、どうすればラットレースから抜け出し、お金持ちになれるか?みたいなことが書かれています。

ロジカル・シンキング

マッキンゼーのエディターとして活動している著者が、「ロジカル・コミュニケーション」の新しい手法について述べたもの。そのポイントは、話の重複や漏れ、ずれをなくす技術である「MECE(ミッシー)」と、話の飛びをなくす技術である「So What?/Why So?」を身につけることです。

マーフィー100の成功法則

子供の頃から「マーフィーの法則」というのはちらほら耳にしてきました。「行列に並んだら自分の列が遅くなる」みたいな、ちょっとした人生で経験するあるある話をユーモアを交えてまとめたもの。ただ、色々本を読んでいると、単なるユーモアではなく「引き寄せの法則」から「二重スリット実験」まで、実は奥深い領域への入門書だったりするのでは?と思ったりもします。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0

「自分の才能っ何なんだろうか?」人生のどこかのタイミングで多くの方が疑問に思うテーマだと思います。才能診断や性格診断には様々なものがありますが、個人的にはこのストレングス・ファインダーが一番お勧め。理由は「ずーっと売れているから」。このページを作ろうと思った理由でもあります。ちなみに現在は「ストレングス・ファインダー」から「クリフトンストレングス」に名称が変更されています。

※発売日2017年発売になってますが、これは新版のため。新版前の作品が2001年11月30日なのでピックアップしています。

君に成功を贈る / 中村天風

個人的には最近(2021年)に知った本。2021年といえば大谷翔平選手がメジャーリーグでMVPを取った年。渡米前にこの中村天風著の「君に成功を贈る」を愛読していたという記事を読んだ。調べてみると中村天風氏の書籍はロングセラーが多い。31歳のときに当時では難病とされていた肺結核と診断され死に直面。心身ともに弱っている自分に対し、かつての強い自分を取り戻そうとあらゆる書籍を読み漁り、国内外を救いを求めて飛び回ったとのこと。紆余曲折の末、カイロのホテルとヨガの達人と出会い、なんと病気を克服。その後も実業家としても成功をおさめていく。ヨガの哲学と自らの経験を後世に残していく活動をしている。

デイトレード / オリバー ベレス

投資の書籍はたくさんあるが、2002年に出版されたこの「デイトレード」は、この文章をかいている2022年においても証券金融カテゴリでも1位、全体で777位(お、ゾロ目。ちなみに2022年2月18日)と長い間売れ続けている。読んだ感想としては「デイトレード」というタイトルのように投資というよりも投機についての解説だと感じた。投資の勉強というよりも、投資家の心理、市場の心理を学ぶ目的のほうがいいように思う。

モモ/ミヒャエル・エンデ

日本での出版が1976年と私と同級生のこの書籍。原初はドイツで1973年発刊。基本的には「児童文学作品」ということで、ビジネス書ではありませんが、「時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語」というサブタイトルのように、時間の感覚について考えさせられる一冊。「子供に読ませたい書籍」のようなランキングで度々目にしますが、内容的には小学生には難しいかも?というのが読んでみた感想。ただ、Amazonレビューには「小学校の時に読みました」みたいなコメントもちらほらあり、高学年ならなんとかなりそう。

武士道/新渡戸稲造

新渡戸稲造といえば5千円紙幣の肖像画のイメージ。昭和59(1984)〜平成5(1993)まで彼のお札が使われていました。「武士道」というタイトルではありますが原初は英語で書かれており、日本語で出版されている書籍は和訳となります。どうやら翻訳者や出版社が異なる5つの「武士道」があるらしく、Amazonレビューを引用させていただくと「結論を先に述べると、戦前の文章を読むのが苦痛でない人には①矢内原訳、そうでない人には現代口語訳の③岬訳、英文を味わいたい人には⑤須知訳がお勧めです。① 矢内原忠雄訳(岩波新書)初版1938年② 奈良本辰也訳(三笠書房)初版1993年③ 岬龍一郎訳(PHP文庫)初版2005年④ 山本博文訳(ちくま新書)初版2010年⑤ 英文対訳・須知徳平(講談社)初版1998年」とのこと。ここでご紹介しているのは③です。キリスト教や騎士道と比べながら、武士道の独特の価値観、死生観が書かれています。

※もともとは英文で1899年に発表されたものですが、もうそんな古い書籍は手に入らないですよね。これは文庫本ですがすでに10年選。さすがです。

もうすぐ10年