Google広告の「最適化案」に「自動適用」なるメニューが追加されたのが2021年4月14日。それから約1年が経過しました。
設定画面はこんな感じ
色々と自動化メニューがあって、オンオフをそれぞれコントロールするような使い方。各メニューがどのような動きをするのか分からないのでひとまずぜんぶチェックを入れて様子を見てきました。最近、少しずつ動作が分かってきました。ということで、
- ONにしたほうがよさそうなもの
- ONは慎重にと感じたもの
を紹介したいと思います。
ONにしたほうがよさそうなもの
入札と予算>コンバージョントラッキングをアップグレードしましょう
これはまだ自動化適用されたことは無いのですが、理屈でいうと素晴らしい機能。コンバージョンを設定する際に「アトリビューションモデル」なる設定があります。貢献度を振り分ける設定です。この設定、最初はこんなかんじで「データドリブン」という設定は選択できないようになっています。
ある程度データがたまらないと選べないようなのですが、「コンバージョントラッキングをアップグレードしましょう」がONになっていると、データドリブンが使えるようになったときに自動的に「データドリブン」に設定されるようです。機械学習の仕組み上、データドリブンによる貢献度振り分けが一番運用効率が良いそうです。であれば、ONでしょ。
ONは慎重にと感じたもの
キーワードとターゲティング> 最適化されたターゲティングを使用する
これは運用者の方針次第だと思いますが、個人的には要注意だと感じました。マーケティングファネルような考え方で広告を動かしたい場合、「ボトムファネル」のようなターゲット(オーディエンス)を設定することがあります。この場合、配信オーディエンスはかなり「限定的」な配信となります。こうした運用をしたい場合に「最適化されたターゲティングを使用する」がONになっていると。。。おやおや、知らないうちにターゲットが拡張され、想定外の配信がされているじゃありませんか。レポート上、拡張設定で配信された結果は分かりますが、個人的には勝手に拡張されたくないな。ということで、僕はこの機能はOFFにしています。